首痛〜過去の事故、打撲と後遺症

首痛、薬もリハビリも効かない

50代女性 Nさん

ご相談内容
首の違和感が徐々に強い痛みになり、病院へ。
検査の結果、頚椎のズレと、筋力不足との事。

痛み止めと、リハビリを行うが改善されず。
また、4・5年前から寝起きに手のむくみや、痺れがあった。

施術経過〜頭部の横ずれと腰の圧縮

立位
1、頭部右横ズレ
2、腰椎部が圧縮されたかのように、異常に短い
3、腸骨の位置が高すぎて、骨盤が吊り上げられているような状態

外見上は反り腰ではないが、骨格的には反り腰の様な状態。身体の中心部となる骨格周辺の筋肉は縮こまり、皮膚に近い部分の筋肉は弛緩しており、不自然な筋肉状態。

施術箇所
仙骨・腰椎、8割
肋骨・胸椎、2割

施術後、3の変化は半減程度だったが、1が収まり、全体の前後左右ズレ、飛び出しが減少。
軸回旋でゆるくバランスをとっている状態へと変化。

施術後は、痛み不快感がほぼなくなる。

しかし、長年、蓄積してきた歪みと、加齢による筋力の低下もあり、時間が経つと、まだ不快感が出てくるので、施術継続中。

内包され圧縮イメージ

何十年も前の事故や衝撃が原因の可能性も

Nさんの事故、打撲歴
20代、運転中の交通事故有り。
40代、階段落ち、臀部強打。

階段尻もち

Nさん「原因は首の歪みじゃなかったんですか!?」

過去の交通事故や、階段落ちの際の臀部強打など、衝撃で歪みが生じるたびに、全身の圧縮が進み、生理的湾曲(背骨S字カーブ)の不具合が強くなった結果、今回の状態が起きていたようです。

生理的湾曲の崩壊と老化姿勢

本来の生理的湾曲

様々な衝撃で崩れる生理的湾曲

加齢による筋力低下と、歪みの進行が重なり、アンバランスな身体を支えることが限界にくると、神経圧迫の部類の症状や、急激な老化姿勢の進行などが起きやすくなってきます。

これまでもMRIで所見があり、手術を進められた方でも、今回のNさん同様、過去の事故や打撲、加齢による歪みが合わさって起きていたケースは珍しくありません。

脊柱管狭窄症、ヘルニア、坐骨神経痛なども、同様のマス目の歪みによる捻れの進行、結果としての全身圧縮が根底にあると考えます。


マス目の歪み年代変化

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